トップページ>睡眠のメカニズムについて
睡眠は、人が生きていく上でとても大切な役目をしています。
脳には、睡眠促進物質が常に分泌されています。
現在解明されている睡眠促進物質はサイトカインや神経ペプチドですが、
これらが体内に増えすぎると、脳も動きが鈍ってきてしまいます。
これは、運動しすぎた時に筋肉が動かなくなる現象と同様ですね。
睡眠は、睡眠促進物質が増えた時、これらを分解するために必要なものです。
睡眠をとることによって脳の働きが安まり、睡眠促進物質の分泌が一時的に止まります。
この動きは恒常性維持機構と呼ばれ、睡眠促進物質の分解も行ってくれます。
この恒常性維持機構は体内時計にしっかりと組み込まれており、
人が生きている以上は定期的に睡眠したいという欲求が出てくるのです。
人は、睡眠促進物質や体内時計によって眠気に襲われますが、
時には精神的なストレスを抱えていたり、病気だったりするときも感じることがあります。
体内時計を狂わすようなストレスは、体に良くありませんので、なるべく健康な生活を送りましょう。
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